秋の始めの出来事 Ⅱ
ネットって不思議だね。
だって君とはかなり年が離れていたのに
ちっとも距離を感じなかった。
物理的な距離は遠かったけれど、心はすぐそばにいたね。
きっと君は知っていた。
ベッドに縛られていても、電子の扉を開ければ
どこまでも羽ばたいていけること。
君は誰よりも自由に、その空間で遊んでいた。
まるで生活そのもののように、君には自然な事だったんだ。
君にとっては電脳の世界のほうがリアルだったのかもしれない。
今は世界をすべて手に入れて
宇宙の果てまでもたどり着いているのかな。
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